風邪に効く食べ物は? 食べてはいけない食べ物は? やっぱり…
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暑かったり寒かったり、季節の変わり目などには、体調を崩し
て風邪(かぜ)をひきやすいですよね。
風邪(かぜ)というのは、本当の病名じゃなくて、“風邪症候群”のことで、
熱やくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が現れたときに当てはまります。
疲れや寝不足などで、体力が弱っているときにひきやすい事が多く、
“夏風邪(なつかぜ)”のほとんどがこの風邪です。
じゃあ、冬の風邪はというと「ウイルス(病原体)」が原因となる風邪。
…という訳で、
風邪をひいたときに効く食べ物と
食べてはいけない食べ物を知っておくだけでも
きっと役に立ちますよ。
まず…
■風邪をひいたときに効く食べもの
1:消化が良い食べもの
“卵”消化がよく栄養(タンパク質、ビタミン)も豊富なので、
ミルクセーキにして飲めば胃腸への負担も少なくなり、身体にはいいですよ。
よく卵酒が風邪にいいと言われてますが、引き始めなら効果があって、
高熱などの時に飲むのは風邪を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。
2:炎症を抑える食べもの
のどの痛みや咳、鼻水、鼻づまりなどの炎症を
薬などで症状を無理に押さえてしまうのは、逆に身体によくありません。
押さえるのではなく、”和らげる”という方が身体にはいいですよ。
“和らげる”のに有効な食べものは、”ネギ・にら・大根”
ネギの辛み成分や香りの成分、硫化アリルは発汗作用を促し、
身体を温め、症状を和らげます。
にらの独特の臭いの元となっているアリルは、自律神経を刺激して、
胃腸や内臓の調子を整えてくれます。
また、ビタミンA、B、C、カルシウム、カリウム、鉄も多く、
血液の循環をよくし、身体全体を温めてくれます。
大根には、ジアスターゼなどの消化酵素が豊富で、
のどの痛みや咳を和らげてくれます。
3:栄養がある食べもの
風邪の時は、グルタミンとビタミンCが特に足りていない状態です。
グルタミンとビタミンCが含まれているものを食べるようにしましょう。
グルタミンを含んでいる食べものは、”卵・小麦粉・大豆・肉・魚”など。
ビタミンCを含んでいる食べものは、
“パセリ・ブロッコリー・ピーマン”などの緑黄色野菜、
レモンやいちごなどに含まれてます。
注意してほしいのは、これらの食べものの中には、
消化が悪いものや身体を冷やすものもあります。
4:身体を温めるもの ※冬の風邪には有効
身体を温めると、免疫細胞が活発になって免疫力がUPし、
ウイルスの活動を弱くします。
身体を温める食べものとして有効なのが”生姜・ネギ”です。
■風邪のときに食べてはいけない食べ物は
1:冷たいもの
風邪の時には熱がでるので、水分を摂取するのは大切ですが、胃腸が弱っているところに冷たいものを飲むと下痢などを引き起こすこともあるので、注意が必要です。
水分を摂取するのなら、生姜湯やホットレモンなどがおススメです。
2:刺激のあるもの
香辛料などの刺激が強いものや熱いものは、
喉に負担となるので注意しましょう。
コーヒーや紅茶などは利尿作用があるので、
こちらも注意してください。
リンゴジュース(すりおろし)は整腸作用があって、
おなかに優しいのでおススメです。
3:こってりしたもの
脂っこいものや脂肪分の多い乳製品は
胃腸が弱っているので控えましょう。
おかゆに梅干しや大根おろし・生姜などを入れて食べるのは
おススメです。
4:甘いもの
風邪の時にスポーツドリンクで水分を補給するということもあるかもしれませんが、スポーツドリンクは糖分等の濃度が高く、体内での水分補給が遅くなるので、注意してください。
スポーツドリンクを飲むのなら水で薄めて飲むのがいいですよ。
スポーツドリンクよりも殺菌力のあるカテキンや炎症を鎮めるタンニンを含んでいる “番茶”を飲んだり、うがいするのも効果があります。
5:アルコール
アルコールで風邪薬を飲むと、薬の効きが悪くなることもあるので
注意してください。
アルコールでも、甘酒にはビタミン・アミノ酸が多く含まれ、
点滴と同じくらい栄養がたくさん含まれているのでおススメです。
それに甘酒の麹には、整腸作用があって、
おなかの調子を良くする効果もあります。
夏風邪にしても、冬の風邪にしても、規則正しい生活と日頃からの体調管理は大切ですよ。
ではでは…
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